Concept

美しく切なく不安に満ちていた十代の記憶を、ドール「matsuri」にかさね合わせ、綴りたい。

様々な人生が交差する街。今は観光客が溢れ、外国語が行き交い、今までの記憶の中の街が生まれ変わろうとしている。友達も恋人も刻々とかわり、昔はあんなに楽しく過ごしたのがウソのように、街で見かけても目をそらす。この街は、食べるものにも困らなく、仕事もあり、モノが溢れかえっている。けど、心が満たされないのは何故かな‥。昼と夜の街の装いは、そんな気持を映し出すように心に問いかけてくる。十代の漠然とした不安、悩み、こたえはないかもしれないけど、この街と向き合うことで少し心に平穏を感じれるだろうか。今という時間と、想いを少しでも何かの形として残し、同じように孤独を感じている子たちに独りじゃないことを伝えたい。

Creator

Minami


1997年生まれ

東京生まれ 東京育ち


専門学校を中退の後、スーパードルフィーと出会う

学生時代を秋葉ですごし、秋葉での人との出会いや日常を切り取り写真、詩などで表現している。

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